大ピンチ!選考に遅刻してしまったときの対処法

「自分は大丈夫」と思っていても、うっかりやってしまうのが就活中の遅刻。どれだけ気をつけていても、公共交通機関の遅れといった不測の事態が起きる場合もあります。
大学の講義なら講義を休んでも挽回できますが、人生を左右する就活の遅刻は面接の成否にも影響するので気をつけましょう。
今回は、就活中に遅刻してしまうよくある原因と、遅刻してしまったときの謝り方などをご紹介します。
社会人は遅刻NGが基本
原則として、社会人生活では遅刻厳禁です。極端な話、重要な会議や商談に遅刻した場合、その場で数千万円という取引そのものが流れてしまうこともあります。どのような事情があったとしても、遅刻をしたら取引先や同僚、上司に迷惑をかけてしまうことに違いはありません。遅刻によって迷惑をかけられた側からすれば遅刻の理由など関係ないので、遅刻をすればするほど社会人としての評価は下がっていってしまうでしょう。
- ・身だしなみを整える
- ・時間を守って行動する
ことは、社会で生活していくための基本マナーです。方向感覚に自信がなかったり、朝起きるのが苦手な自覚があったりする場合は、就活中に遅刻を予防できるように事前に準備を整えておきましょう。
よくある遅刻の原因
一般的によくある遅刻の原因は、
- ・面接の日時が朝早くて起きられない
- ・面接会場周辺の土地勘がなく迷ってしまった
- ・事故等で公共交通機関に遅れが出てスケジュールが崩れた
- ・1日に数社の面接を組み込んだ結果、遅刻してしまった
の4つです。面接前日に緊張などでよく眠れない、面接会場が初めて向かう場所だったので迷ってしまった、公共交通機関が遅れて遅刻した、前の面接が押して面接時間に遅れたといった事情で遅刻してしまいます。
- ・寝坊:前日早く寝る・温かい飲み物を飲んでリラックス
- ・道に迷う:事前に経路を調べておく、地図などを用意しておく
- ・公共交通機関のトラブル:複数の経路を選べるよう調べておく、早めに家を出る
- ・スケジュールを詰め込み過ぎた:面接と面接の隙間時間に余裕をもたせる
といった対策で、当日の遅刻を予防しましょう。
遅刻してしまったときの謝罪の方法
遅刻してしまった場合、後悔して落ち込むよりも「どうやってリカバリーするか」を考えることをおすすめします。遅刻してしまった以上、時間を巻き戻すことはできません。遅刻した事実を受け止めたうえで、まず必要になるのが相手先への謝罪です。
基本的には、
- ・遅刻が確定したとき(電話)
- ・遅刻して面接会場に入ったとき(口頭)
- ・面接後(メール)
の3回、企業に連絡しましょう。人によっては、「数分の遅れだし、怒られるのが嫌だから連絡なしで面接会場へ駆け込もう」と考える人もいますが、たとえ1分の遅れでも事前に連絡をすることが重要です。
面接の開始時間に間に合わないと、企業の担当者に「トラブルがあったのか」「途中から面接に参加するつもりはあるのか」といった心配をかけてしまいます。企業も時間と経費をかけて面接をしているので、トラブルが起きたら真っ先に電話をして事情を説明して謝罪しましょう。
なお、謝罪のポイントは、
- ・在籍している大学・氏名・面接に参加すること
- ・遅刻すること
- ・到着予定時間
- ・謝罪
- ・面接を受けられるかどうか・または面接日時の振替が可能かどうか
を簡潔に伝えることです。長々と遅刻の理由を言い訳すると、相手に良い印象を与えません。短時間でわかりやすく伝えるべきポイントを伝え、相手側の指示を仰ぎましょう。
「遅れても面接の参加を許可された」
「後日面接を振り替えてもらった」
場合は、謝罪だけでなく感謝することも重要です。
遅刻をしたらその時点で不採用?それとも選考は受けられる?
就職面接では、遅刻=不採用というわけではありません。
- ・遅刻した時点で面接NG
- ・遅刻したが面接への参加は可・ただし原則として不採用
- ・遅刻したが理由や面接の結果次第では採用する
など、企業や担当者の考えによって対応は変わります。大規模な自然災害や公共交通機関のトラブルなどは事情を汲みとってもらえる場合が多いですし、短時間の遅刻なら面接の内容次第で採用してもらえる場合もあるので、遅刻しても諦めずに謝罪の連絡を入れましょう。
入念に準備をして遅刻をしないようにするのがベスト
遅刻をしても、企業や担当者によって、また面接の結果によっては内定を取ることができます。ただし、どのような理由があっても、遅刻した時点で「遅刻していない人」よりも選考上の評価はマイナススタートです。
面接では遅刻した分より厳しい目線でチェックされることになるため、できれば遅刻をしなくても良いように入念に準備しましょう。
とはいえ、そもそも面接までたどり着けなければ、遅刻したらどうしようという悩みも出てきません。まずは、エントリーシートや履歴書を作り込んで書類選考を突破しましょう。書類審査では、第一印象を左右する写真の出来栄えが重要です。自分の魅力を企業に伝えられるよう、面接用の写真は写真館で撮影することをおすすめします。