長期戦に勝つために。お手入れしやすい就活アイテム
2018年10月9日、経団連会長が「採用活動開始時期に関するルール(大学3年生の3月に説明会解禁、大学4年生の6月に採用面接など選考解禁)を撤廃する」という意向を発表しました。学業への影響や混乱を防ぐため当面は現行スケジュールが維持されることとなりましたが、インターンシップなどを含めるとやはり実際の就職活動は長期戦です。
最後まで整った状態で就職活動を進めるためには自分の努力も必要ですが、選ぶアイテムによってもその負担が変わってきます。
ここでは長期戦で頼りになる、お手入れしやすい就活アイテムをご紹介していきましょう。
就活は長期戦。お手入れしやすいアイテムが清潔感を保つ味方に
大学では1年生からインターンシップを始める人もおり、就職活動は長期戦です。しかも佳境に入ると毎日説明会や面接に出かけるケースも多いので、最初からお手入れのしやすさを意識してアイテムを選びましょう。
就職活動では、身だしなみも立派な選考対象項目です。採用担当者は今後同じ企業で働く仲間を探しているわけですから、清潔感や常識的な振る舞いができる人間性を身だしなみからもチェックしています。就活生のほとんどは当然そのことを意識し、リクルートスーツをはじめ身だしなみを整えて就活を始めるはずです。
しかし就職活動が長期に及ぶと、当初はピシッと整っていたそれらのアイテムが徐々に傷み、だらしない印象になっていくことも少なくありません。しかも就活生はスーツや革靴に不慣れで、自分ではうまくお手入れできない人が多くいます。
そこで頼りになるのが、お手入れしやすい機能を備えたスーツやブラウスなどのアイテムです。毎日使うと傷みが早くなるものもあるので、できる限り予備も揃えておきましょう。
ウォッシャブルスーツ
ウォッシャブルスーツは、自宅のシャワーや洗濯機で洗うことのできるスーツです。洗った後もきれいなシルエットが保てるよう、型崩れや傷みに強い素材のものを選びましょう。
クリーニング代が節約できるうえに、翌日面接が入っているときに汚れがついてしまっても慌てずお手入れができるので安心。特に座ったときシワがつきやすいパンツスーツでは、シワのつきやすさもチェックしておきましょう。
ウォッシャブルスーツだからといって、乱暴な扱いは厳禁です。洗う際は必ずネットに入れ、ホームクリーニング用の洗剤を使って優しく洗いましょう。事前にタグを確認してお手入れすることが大切です。乗せた状態で陰干しできるニット用の型崩れ防止ネットなども、事前に合わせて揃えておくと良いでしょう。
ノンアイロンブラウス・カッターシャツ
就職活動が佳境に入ると、アイロンがけも徐々に負担になってきます。そんな時に頼りになるのがノンアイロンブラウスやノンアイロンカッターシャツです。これならクリーニング代もかかりません。形態安定加工がしてあるものを選ぶと、型崩れが防げます。
できれば3枚は揃えておき、使い回しましょう。やはり事前にタグを確認して洗うことが大切です。
撥水加工トレンチコート
トレンチコートはフォーマル感があるので、リクルートスーツに合わせて使っても良い上着です。撥水加工をしてあるものを選ぶと、急な雨に降られたときにも便利なので、できればシルエットがきれいなものを1枚揃えておきましょう。スーツを傷みから守ってくれます。
コートは建物の中に入る前に脱いでおき、汚れた面が内側になるよう軽く畳むのがマナーです。
撥水加工シューズ
靴が汚れていると清潔感がとても損なわれるので、撥水加工が施してある水にも汚れにも強いものを選びましょう。革靴は通気性が悪いので、長時間歩くことも多い就職活動では、蒸れて臭わないよう抗菌消臭機能を備えたものを選ぶことをおすすめします。
靴は毎日履くと汗の水分が抜けず、傷みが早くなるといわれています。できれば2足は揃えておき、1日ごとに靴を休ませてあげましょう。
また、移動の際はカバンに小さな靴磨きを入れておき、ちょっとした汚れをいつでも落とせるようにしておきます。急な大雨で泥がついてしまっても、それがあれば慌てません。たとえば、100円ショップ「キャンドゥ」の「携帯用靴みがき8P入り」は100円(税別)で手に入り、個包装で持ち歩きが簡単です。
まとめ
就職活動では清潔感のある身だしなみがとても大切ですが、毎日のお手入れは負担になります。お手入れの負担を減らしてくれるアイテムを上手に取り入れ、長期戦に勝ち抜きましょう。
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