ただただ労働力を掠め取られるブラックインターンシップに注意!
インターンシップ制度は、内定を獲得する前に企業の実情に触れることのできる大きなチャンスです。
しかし、世の中には「就職したい」「経験を積みたい」という就活生の思いを悪用して、学生を無休で働かせるブラックインターンシップを実施している企業が存在します。
ブラックインターンシップに参加しても、就活生側に得るものはありません。時間ややりがいを無駄にしなくてすむように、ブラックインターンシップは回避したいもの。
今回は、ブラックインターンシップとそうでないものの見分け方を解説します。
1.インターンシップの内容は企業によってそれぞれ
インターンシップは、就活生向けの就業体験です。
ただ、インターンシップのカリキュラムや期間は企業によって大きく異なります。1日で終わる説明会のようなインターンシップもあれば、1年間拘束され、アルバイトや社員のように働くインターンシップもあるため、「ブラックなのかどうか」が学生視点からわかりづらいものです。
そのため、インターンシップの内容が企業によって大きく違うこと、参加してみないと内容がわからないことを悪用して、就活生を労働力として使い潰すブラック企業が出てきました。
2.学生を無給で働かせるだけのブラックインターンシップ
ブラックインターンシップとは、「インターンシップという名目で、学生をタダ働きさせる」行為のことです。インターンシップは基本的に無給ですし、長期インターンの場合も、給料を支払うかどうかは企業次第なので、お金を払ってもらえるとは限りません。
ブラックインターンシップを実施している企業は、「これがインターンシップだから」「これくらいのこともできないような人材ならうちには必要ない」と言いくるめて、参加者の時間と労働力を搾取してきます。
悪徳企業にとって、インターンシップに参加する学生は、
- 社会人経験が浅く、就業体験と本来給料の発生する業務を自分で判別できない
- 内定を取りたいという気持ちを悪用すれば仕事を無理強いできる
- インターンシップだからという名目で作業を押しつけやすい
- 正式な雇用契約を結んでいないため訴えられるリスクが少ない
存在です。人材として育てたり、将来雇用したりすることを最初から考えていないため、無茶な業務も平然と押しつけてきます。
3.ブラックインターンシップの例
ブラックインターンシップの具体例は、
- 交通費の支給だけで初日からテレアポを任された
- 無給なのにも関わらず、ろくな教育なしで飛び込み営業をさせられた
- インターンシップの参加者にもノルマを設定され、ノルマを達成できないと叱責される
- 学校の講義を受ける時間を考慮してくれずフルタイムで労働させられる
- 「企画・広報・マーケティングには現場の理解が必要だから」と店舗スタッフのバイトとして扱われる
など。ブラックインターンシップをする企業は、「いかに安い人材を使い潰すか」ということしか考えていません。どれだけ頑張っても内定につながることはありませんし、内定を取れたとしても、職場環境はブラックです。
4.インターンシップに限らず問題になっている「やりがいの搾取」
客観的に考えて、「ブラックインターンシップなんて参加するだけ無駄なのに、なぜすぐにやめないのか」と考える人もいるでしょう。しかし、ブラックな手口に引っかかるのは、たいていの場合「責任感の強い真面目な人」や「強く自己主張できない人」です。
ブラックインターンをする企業は、「社会のため」「自己実現のため」「将来できるビジネスマンになるため」といった「やりがい」を盾にして、参加者の思考や行動を縛ります。業務量の多いブラックインターンは、一般的なインターンに比べて、「大きな裁量を持たせてもらえる」「自分の能力が評価されている」と錯覚しやすいため、だまされる就活生が後をたちません。
5.ブラックインターンシップに引っかからないためにできること
ブラックインターンに引っかからないようにするために必要なのは、ブラックインターンシップについて知ることです。
- 教育や指導もなく単純労働(テレアポ・チラシ配りなど)を任せられる
- 長時間拘束が前提になっていて学業との両立を考慮してくれない
- 当初の説明と作業の内容が違ったり残業が発生したりする
といった特徴に当てはまる場合、ブラックインターンの可能性があります。ブラックインターンシップを実施している企業は、そもそも労働条件や待遇が劣悪だったり、ブラック企業だったりする可能性が高いです。
ブラック企業への就職を避けるためにも、ブラックインターンシップから自分の身を守りましょう。
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