自分で見つけるのって難しい!自力で自分の強みや長所を見つけるコツ

就職活動をする際、「自信を持って履歴書や面接でアピールできるほど、自分の能力や性格に自信がない」という人もいるでしょう。
ただ、自分の良さを自分から積極的にアピールしないと、内定を勝ち取ることはできません。
そこで今回は、自分自身の力で強みや長所をなかなか見つけられない理由や、ビジネスシーンで役立つ強みや長所の定義、そして自分のアピールポイントを自分で見つけるコツを解説していきます。
1.自分で「自分の強みや長所」を見つけづらい理由
多くの人が自分の強みや長所を見つけられない最大の理由は、そもそも人間が自分のことを客観視するのが難しいからです。
たとえ他人より優れた強みや長所を持っていても、人間が自分のことを評価するときには主観や思い込みが入り込んでしまうため、持っている強みになかなか気づくことができません。
また、「どの程度のレベルなら強みや長所と言って良いのかわかりづらい」のも問題です。
多くの場合、運動でも芸術でも、自分よりもセンスがあって実力も上回っている人はいくらでも存在します。他社と比較して、自分の実力や性格、能力に自信を持てなくなっている人も多いです。
そのため、就活では自分自身の生活やスキルを客観的に把握し直す自己分析が必要になります。
2.ビジネスの場での強みや長所の定義とは
ビジネスの場で求められる「強み」や「長所」は、
- ・リスト1
- ・主観的に自信を持っていること
- ・客観的に見て人より結果を出せること
のどちらかです。
「積極的」「粘り強い」など、性格的な強みや長所は、他人より優れていなくても自信さえあればアピールできます。
一方、たとえば長年習い事を続けている人は、習い事をしていない人よりも確実に上手です。
何らかのスキルや経験を持っていると、つい自分よりもすごい人がいるから「強みとはいえない」「長所ではない」と考えがちですが、未経験の人を基準にすれば、十分客観的な強みとしてアピールできるでしょう。
3.まずは自分自身が「この性格を強みにしたい!」と思うことがスタートライン
自己分析で悩む人は、
- ・海外留学経験がある
- ・業界で役立つ資格や経験を持っている
- ・すでに何らかの結果を残している
といった直接仕事に役立つような実績・スキルのことを強みや長所だと思っているケースが多いです。
もちろん、即戦力になるような何かを持っていれば就活で評価してもらえます。
しかし、どれだけすごい経歴や資格を持っていても、書類選考や面接でうまくアピールできなければ意味はありません。
就活において重要なのは、自信を持って自分という商品をアピールすることです。
- 「優しい」
- 「初対面の人とコミュニケーションを取れる」
- 「協調性がある」
- 「論理的な思考が得意」
など、自分の性格のなかでも自信があり、希望する仕事の場で役立ちそうな要素を抽出するところから始めましょう。
4.「強み」に聞こえるようにエピソードを加えて自分の性格を伝えることができるかが重要
性格などの内面をアピールする場合、主張したい性格を補強するエピソードを見つけることが大切です。
「資格を持っている」といった客観的な事実と違って、「協調性がある」といった性格のアピールは、ただ単に口にしても説得力がありません。
そこで役立つのが、具体的なエピソードです。
「協調性がある」というアピールも、「部活動のリーダーとしてチームワークを高め、大会で結果を残した」といった裏付けがあると説得力が高まります。
また、企業研究を行い、面接官や志望先の企業が求めている人物像にアピールポイントを合わせるのも効果的です。
たとえば、営業職であれば「押しの強さ」や「コミュニケーション能力の高さ」などが評価されやすいでしょう。伝える性格を絞って、具体的なエピソードで補強すれば、性格面の良さだけでなく仕事に役立つ素質を持っていることもアピールできます。
5.自分が「強み」と思った性格が「強み」になることを忘れない
基本的に、就活では自分の長所だと思った性格が強みです。人間の内面的な要素は、たとえ面接官でも気軽には否定できません。
ただし、「積極的」など、多くの人がアピールしてくる性格だと、ほかの人のアピールに埋もれてしまう場合もあります。
その場合、「気になった商品について調べるため、アポを取って本社へ話を聞きにいった」など、アピールしたい性格の裏付けとなるエピソードを意識して作るのも一つの手です。書類選考では写真写りでも印象が変わるので、就活用の証明写真は写真館で撮影しましょう。