インターンシップに参加するメリットと就職後に後悔しないために大切なこと

気になっている企業がインターンシップを募集していたら、積極的に参加することをおすすめします。インターンシップは、企業との接点を増やし、自分のスキルをアピールするチャンスです。ただし、インターンシップのメリットを事前に理解していないと、せっかくのチャンスもものにできません。
そこで今回は、インターンシップのメリットや、後悔しない就職先選びのポイントについて解説していきます。
1.インターン制度を導入している企業は学生の採用に積極的ということ
インターン制度を利用している企業は、基本的に就業経験のない新卒学生の採用に積極的である可能性が高いです。企業側がインターンシップを受け入れるためには、
- 学生向けのカリキュラム作成
- 現職の社員から担当者を選出
- 長期インターンシップの場合は給与の支払い
- 働いている社員からの理解
といったさまざまな準備を整える必要があります。企業にとって、実際に働いたことのない学生を預かること自体に直接的なメリットはありません。逆にいえば、インターンシップを実施している企業は、決して少なくない労力とコストをかけてでもインターンシップで学生と会うことに価値を感じているということなのです。
もちろん、インターンシップを受け入れている企業にも良し悪しはあります。客観的に見て良い企業でも、自分にとって働きやすい環境とは限りません。学生目線で企業側の社風や対応を見極められるという意味でも、インターンの参加にはメリットがあるのです。
2.インターンに参加すると人材に対する企業のスタンスを知ることができる
インターンシップに参加すると、企業の担当者がインターンの参加者や就職希望者に対して、どのような対応をしているのかを直接、知ることができます。将来会社の戦力になる有望な学生を確保したいと本気で考えていれば、横柄な対応や雑な対応を取る担当者をつけることはありません。
また、カリキュラムがどの程度練り込まれているのか、担当者がどれだけ熱心にフォローしてくれるのかによって、インターンシップに対する本気度も図れます。
極端な話、会社の方針で現場が嫌々インターンシップをしている企業なら、担当者や現場から歓迎されない場合もあるのです。「就職したら上司や先輩になる相手の対応」は、就職後の職場環境にも影響してくるので、インターンシップに参加して社内の雰囲気や会社としてのスタンスを把握しておきましょう。
3.実際の職場で働くことで面接ではわからない会社の実情がわかる
会社の業績や新卒向けの採用ページでは、
- 普段どのような雰囲気のなかで働いているのか
- 職場内のコミュニケーションや指示の共有はどのように行われているのか
といった会社の実情がわかりません。
しかし、インターンシップで一定期間働けば、面接でもわからない職場のカラーや人間関係なども知ることができます。
4.インターンでは「社員として働きたいと思える環境か」を知ることが大切
仕事に対して何を求めるかは、人それぞれです。
- きつくて厳しい職場でも給与が高ければ問題ない
- 残業の少ない企業に勤めて趣味やプライベートを充実させたい
- 将来性や自分のキャリアを考えて大企業に就職したい
- 成長中のベンチャー企業に入って1年目から即戦力として自分のスキルを活かしたい
人によって「働きたい」と思う基準が異なるからこそ、自分の目と耳で職場環境を調べられるインターンシップへの参加は、就活生にとって大きなメリットといって良いでしょう。
5.後悔しないためには「将来なりたい自分に近づける会社」に就職すると良い
インターンシップも就職活動も、最終的には「働いてみたい企業」「条件の良い会社」へ就職することがゴールです。ただ、新卒の募集を行っている企業は、数えきれないほど存在します。
何のビジョンもなく就職活動を進めて、「こんなつもりじゃなかった」と思う企業へ就職すると、後悔が残ってしまうので気をつけましょう。
就職後に後悔しない企業を見つけるためには、「将来なりたい自分」へと近づける会社かどうかを基準にするのがおすすめです。面接でもわからない企業の雰囲気や実情を知るために、インターンシップが役立ちます。
ただ、人気企業のインターンシップは募集人数が決まっているため、企業によってはインターンシップから選考対策が必要です。就職活動も書類選考から審査が始まるので、働きたい企業の内定をつかめるように、写真館で最高の自分をアピールできる写真を撮りましょう。